こんにちは。@Techガールです。
今日ブログでお話する内容は結構前の話になりますが、つい先日、仲の良いお友達とランチしている時に、この話で何故かすごく盛り上がりました。その子から「次回ブログでも読みたい!」とリクエストを頂いていたので、ちょっとその時に思った事をまとめてみたいと思います。
タイトルは少し大袈裟な気もしますが、ブログの内容を読んだ後に見直してみると、やっぱり今日の記事のタイトルとして一番しっくり来たので、そのまま残しておこうと思います。^^;
あと最近自虐ネタが多いですが、今日のも少し自虐的な内容が含まれております。自虐ネタを見るのが苦手の方はここから先ヘは進まないでくださいまし。
それでは早速ですが、その時に盛り上がった話の内容をお楽しみ下さい。
キッカケは何気ない会話から始まった。
もう随分前の話になりますが、友達と言うには、まだそこまで親しくは無い方達と数人で会う機会があって、最近の自分たちの状況について他愛無い会話をしておりました。多分4人位居たと思うのですが、その中でも一人、やたら自分の旦那さんの自慢をする女性がおりましました。その彼女の口癖は、
「うちは旦那が稼いでいるから♪(笑顔)」
ちなみにこの女性を仮にAさんとしましょう。このAさんは、このフレーズを恐らくこの日だけでも20回以上は口にしていたのではないでしょうか。
多分、嫌みとかは全く無いんですよ。
ただ、Aさんにとっては本当の事だから、自分の旦那様をリスペクトする意味でずっと言っているんだと思うのです。周りの女性も特に気にする事なく、普通に聞いていたと思います。
というのも、そこに居た全ての女性の家庭は、そこの旦那さんがしっかり稼いでいるであろう家庭だったので、自分の所の旦那も、同じ位かそれ以上稼いでいるであろう夫を持つ奥様方であったため、Aさんの発する「旦那の年収自慢」なんて、気にしていなかったんだと思います。
私一人を除いては。(笑)
何だかこの展開「最近お約束」になりつつあるのですが(笑)。この時集まっていた女性達の中で、一人だけ旦那が求職中の家庭がありました。そう、何を隠そう、この私の家庭です。(笑)
でも、この女性達との集まりで、自分の夫が現在求職中である事を隠そうなんて最初から思いませんでした。だって本当の事だし、この狭い日本人社会で見栄を張って嘘をついていても疲れるだけだし、ただでさえストレスの多い外国暮らしなので、心は楽に生きたいじゃないですか。
ポジティブなストレスは歓迎でも、見栄を張ってそれを保つために自分を作るとか、そういったネガティブな意味の無いストレスなんて必要ないからですね。
「実は今、私の旦那さんは求職中で仕事を探しているんだよね。それがもう結構大変で…、私も今一緒になって探している最中」みたいな事を多分、私はそこで相談したと思うんですよ。私より年上の方達だし、彼女達の人生経験の中で何かいいアドバイスとか頂けるかもしれないなぁ・・・と少しは期待していたんですがね。
でもこの後、ただでさえ落ち込んでいる私を、更に蹴落とすかの様な回答が帰ってきたのです。
何気ないその「一言」が、人を傷つけることもある。
その中で一人、もの凄いアドバイスを猛烈に送って来た方がおりました。
そう、先ほどのAさんです。
アドバイス その1:「なんか大変だね・・・そんな時は旅行が良いよ!うん、旅行!私も旦那とよく旅行行くし!旅行で気分転換でもしてきな!海とか良いよ!」
アドバイス その2:「もう日本に帰っちゃえば?疲れてるんだよ、日本に帰って沢山遊んでおいでよ!」
ちなみに私の住む州はアリゾナなので、海なんてありません。行くならサンディエゴかカリフォルニア辺り、もしくはメキシコまで行く必要が出てくるのですが、車で日帰りで行ったとしても、それなりにお金掛かりますよね?でもこんな疲れている時に日帰り旅行とか、しかも車でなんて。(汗)余計疲れてしまいそうです。
日本に帰国?それが出来るなら、もうとっくに帰国しています。
でも、帰れないんです。だってその帰国するお金だって底をついていたんですから。(というか貯金無いって言いませんでした?汗)
一応念のため言っておきますが、旦那が求職中である事の他に、以下の様な事も伝えておりました。
- 旦那君が求職中の間は私が稼ぎ頭なので、仕事と家庭の両立で毎日大変であること
- 今は私が必死に働いてお金を作っているとしても、さすがに二人分の生活費はギリギリか、それ以下になることもあるということ
- 貯金も底をついて、今はアパートを借りるお金さえないので、旦那の実家に住んでいること
こういった事を前もって聞いていたら、本当に思いやりのある人は「旅行行け!」なんて絶対言わないと思うんですよね。「貯金無いって言ってるのに、旅行やら帰国することをゴリ押しで勧めること」が、もうよく意味が分かりませんでした。その旅費は、彼女が工面してくれる気だったのでしょうか?(そんなハズないと思いますが 汗)
このAさんは「人を思いやる心」が無いのか、
「(今は)幸せ過ぎて舞い上がって周りが見えなくなっている」か、
ただ鈍感なだけなのか、
今考えると、多分全部がAさんの性格なんだろうと思います。でも更に驚く事に、このAさん、数年前までは実は私と似た様な経験のある方だったのです。詳しく話を聞いてみると、
旦那さんとは日本で知り合い、日本で結婚したけれど結局はアメリカに住む事になった。でもちょっと日本に数年住んでいてちょっと日本語が話せるからと言っても、(旦那さんが)アメリカで良い仕事がすぐ見つかる訳もないので、そのAさんと旦那さんは、暫くはずっと貧乏暮らしを余儀なくされていたそうです。
その間は多分、その時の私の様に、暫くはずーっと貧乏暮らしをされていて、一生懸命異国の地で夫を支えていた方だっだと思うのです。(というか、そう自分で言っておりました。その時、何故か自分がアゲマンである事もしっかりアピールしてたのも、これまたイタかったのですがw)
そういったAさんの過去の話を聞いて思ったのですが、このAさん、本来なら私の状況(夫が求職中)を、誰よりも一番理解してくれてもいい人物なんじゃないのかなぁ・・と思ってしまって・・、ちょっとガッカリしてしまったのです。
でも今は、Aさんの旦那さんも仕事で成功して、その時の苦労はもうすっかり忘れてしまって・・。今、同じ様な状況で悩んでいる人を、思いやる事が出来ない程に舞い上がっていたんだろうと思うのです。
その時の私の状況(旦那が求職中)は、
まさにAさんの数年前の状況であった訳で、その時のAさんが"他人から言われたら傷つくだろう事"は、辛い時期が過ぎ去った今では、そんなこと気にもせず他人にバンバン言っちゃってて・・・
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは、まさにこういう事か・・・。
としみじみ思いました。
喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる
熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。転じて、苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。また、苦しいときに助けてもらっても、楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう。goo辞書 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の意味より
彼女の口癖「うちは旦那が稼いでいるから♪(笑顔)」がもう全て物語っていると思うんですよね。
そんなこと、何も考えずに誰にでも言っていると、受け取る側によっては、いい気分がしない人だって居ると思うんですよ。でも、そんな事、今のAさんには頭に無いんだと思います。
[ads2]
人は幸せ過ぎると「鈍感」になりがち。他人の事を考えるのを疎かにしてしまう事がある。
旦那さんをリスペクトする意味で言っているのであれば、その言葉は旦那さんの前か、家族の前でだけ言えば良い事だと思います。
貯金の無い人に全力で「旅行」を勧めるとか、
足の無い人に全力で「靴」を勧める事と
そう変わらない気がするんですよね。
「旅行」ですか・・・、そりゃ行きたかったですよ。
何もかも忘れて、ぱぁ〜〜と遊びたいし、お金だって散財したかったですよ。
でもね、それをするための資金が底をついて、アパート代さえ払えないから、旦那君の実家で今は暮らしてますって言ってるのに、この(全く使えない)アドバイス。もう悲しくなるのを通り越して、本当に呆れました。(笑)
でも、もしですよ。その時もし、そのお金があったとしても、旅行なんて堂々と行く事なんて出来なかったと思うんですよ。
だって旦那君の実家に居座っているので、まずお金があれば、旦那君の実家に少しでもお金を入れるのが筋なんじゃないかと思うので、結局はよく考えると、そういう事も出来ない訳なんですよね。
本当によく考えれば考える程、こんなアホなアドバイスを、真剣な顔してよく出来るな〜って感心してしまいます。多分、本当に完全に舞い上がっちゃってて、周りの状況や人の心がよく見えなくなっているんだと思います。
人は幸せになると、鈍感になりがちです。
喉元過ぎれば熱さを忘れて、他人の事を考えるのを疎かにしてしまう事があります。
まさに「人の振り見て我が振り直せ」ですね。
自分も今後、こうはならないように気を付けたいと思いました。
人にアドバイスをする際は、十分にその人の状況を考えてあげること。軽はずみはアドバイスは人間性を疑われる事もある。
これは今回の件は、自分のとっての教訓にもなりました。
今まで過去を振り返って思い出すと、もしかしたら私も、空気の読めないAさんと同じ様な言動をした事があったかもしれません。人の心の内なんて、他人には図れません。そこまで真剣に悩んでない様に見えても、実は意外にも、その悩みがその人をかなり追いつめて苦しめている事だってあり得るのです。
そんな中、もし自分が何かアドバイスが出来る立場にあった場合、今回の様に「火傷に塩を塗ったくる様なアドバイス」を送ると、人間性を疑われてしまいますし、もうそれ以降、その人もあたなには二度と会ってくれなくなるでしょう。
もしアドバイスが出来ないのであれば、何も言わずに話をそっと聞いてあげるだけも構わないと思います。的外れで相手を傷つける様な言動を無意識のうちにやってしまうよりは、大分マシだと思います。
まとめ
今日のこの話から得た教訓。
人は幸せ過ぎると、ちょっと鈍感になりがち。
的外れで心ない言動は、悪気はなくとも、受け取る側にとってはかなり辛かったり、堪えたりする場合がある。
他人に何か真剣にアドバイスをする際は、その人の状況を良く聞いて、解決策が無ければただ黙って聞いてあげるのもいいと思います。悩みに対して何かアドバイスをする際は、「想像力」を持って相手を自分に当てはめて、よく考えてからするべきだと思いました。
2015年8月付けたしUP
余談なんですが、ちょっと興味深いと思ったので情報を付け足します。
そのAさんなんですが、実はあるスポーツのイスントラクターか先生をやってるらしいのですが、「人に優しく、心や感情をコントロールして生活を豊かに〜」みたいな事を日頃言っている様な人で、ベジタリアンでオーガニック食品を食べまくったりと、体に良い生活を心がけている人っぽいのです。
でもですね、でもですよ。
人間どんなに良いものを食べる様に努力したって・・・、
中身や性格がダメなら意味ないし!(笑)
「感情コントロールして人に優しく〜」とか自分の生徒に教えていても、
実生活で自分が実践してないと、これまた全く意味ないし!
悪いもの食べててもいいから、
思いやりがあって性格良い人の方が1000倍位マシだと思いましたよ。(汗)
全員ではありませんが、なんかこういうタイプの人に限って、性格的な部分が欠陥している人って多いような気がします。Aさん関連の話は実はまだ後一つあるのですが、これはまた時間のある時に書きたいと思います。(私から見ると、もはや「イタいオバハン」にしか見えなくなってきてる 笑)
如何でしたか?
今日は随分前になりますが、つい先日、仲の良い友達とこの話で盛り上がったため、ブログにもまとめておきたいと思って書いてみました。
最後まで読んで頂き有り難うございます。
次回もどうぞ宜しくお願いします。