こんにちは。@Techガールです。
昨年(2014年)の11月に、グリーンカードの条件削除をする為に、書類一式を送った約半年後に「追加書類提出の依頼」が、USCISより来てしまったので、7月の初め頃はその書類集めと確認でバタバタしておりました。
前回のグリーンカード条件削除に関する記事が読みたい方はこちら
参考グリーンカード条件削除の申請方法・必要書類・絶対間違ってはいけない注意点について!
「どうして追加書類提出をしなければならなくなったのか」「提出書類で気を付ける点」など、今回書類を集めている時に沢山気づいた事があったので、今日はそれについて詳しく書き残していきたいと思います。
それでは早速ですがいってみましょう!
今回、追加で書類を提出しなければならなかった理由とは?
理由は簡単。
私たちの夫婦生活が未だ順調である事を証明するには情報が少な過ぎた。そしてそれが不完全であった。
これがメインでした。
もう少し詳しく、そして完結に説明すると
・結婚してから共同の財産があるか?
・結婚してからずっと同じ住所に住んでいるか?
これが最も知りたかった内容の様でした。
まず少し振り返りますが、2014年11月に最初にグリーンカードの条件削除で準備した書類は、以下になります。(前回のブログにも詳しく書いています)
- 自動車保険のカードのカラーコピー
- 今住んで居るアパートメントのリースアグリーメントのコピー
- インシュランスカード(保険証)のコピー
- 結婚式の際に撮った写真をカラーで5枚程添付
- 2012年度のジョイントタックスリターンのコピー
- 2013年度のジョイントタックスリターンのコピー
- IRSから送られてきたタックスリターンのペナルティを支払う為の手紙
※私たちの税務処理は少し特殊だったので、結婚してからのタックスリターンは結構間違いがありペナルティを支払う必要があったので2012、2013年両方IRSから夫婦に向けて手紙が来ました。しかし皮肉にもこれが夫婦である事の証明になりました(笑)
自分では結構準備して「沢山送ってやったぞー!」感があったんですがね。しかし、これでは情報が少な過ぎだったようです。しかもタックスリターンに関してはUSICSからの手紙に「情報が不完全である」としっかり書いてあったので、これも完全なる書類を送るため、再度色々と準備をしました。
それで、再度今回送り直した書類一覧は以下になります。
追加で送り直した書類一覧はこちら
送り直した書類は以下。
- (1) 結婚してから現在までの自動車保険のdeclarationページ(二人の名前付)
- (2) 結婚してから現在までのアパートのLease agreements(マネジャーのサイン+二人の名前付)
- (3) 夫のDependentとして加入している保険証のコピー(二人の名前付)
- (4) 2014年に流産した事と、医療機関に掛かった証明等(Billや医者からのFax等)
- (5) 2012年度のジョイントタックスリターンのコピー(+W2等の付属書類も一緒に)
- (6) 2013年度のジョイントタックスリターンのコピー(+W2等の付属書類も一緒に)
- (7) 2014年度のジョイントタックスリターンのコピー(+W2等の付属書類も一緒に)
- (8) 夫と私宛に来た病院からの請求書、インターネット代金、電気代、アパートのプロパティインシュランスのコピー(これらは住所はもちろん二人とも同じ住所)
- (9) 最後に、二人の出会ってから今までの関係を簡潔に説明したRelationship Statementを夫に書いてもらう
一つ一つ説明していきます。
(1) 自動車保険のdeclarationページのコピー
これは最初に送った自動車保険カードが 2014/10〜2015/04 までしかカバーして居なかったので、「情報が不足している」という事でした。夫婦生活が良好でずっと一緒に生活している事を証明する為には、結婚してから現在まで全ての期間がカバーされていなければならず、「結婚してから現在まで全ての期間をカバーした保険証明を送って」と、天下のUSCIS様から通知が来たので、その通りに準備をしました。
ただ、私たちが使っている自動車保険のウェブサイトからだと、最長1年間しかレコードが保存されていなかったので、保険会社に電話して、ファックスで結婚期間の2年間をカバーする「二人の名前が入ったdeclarationページ」をFAXしてもらいました。
保険会社には回りくどく説明するより「declarationページが欲しい」と言うと、すぐ理解してもらえます。郵送だと5営業日かかるとか言いやがるので、FAXしてもらったら1日で手に入れる事が出来ました。
※家にFAXマシンが無い場合は、FedExのFaxサービスを利用すると、自宅にFAXマシンが無くても近くのFedEx Officeで受け取れます。まずはFedEx Officeに電話してファックス番号を聞き、その番号宛にファックスを送ってもらう様にお願いして下さい。あと自分の名前を伝えるのも忘れずに。FedExでは名前ごとに届いたFAXを約28日間は保存してくれます。
(2) 今住んで居るアパートメントの契約書(Lease Agreement)のコピー
結婚して昨年2014年11月にグリーンカードの条件削除を行うまで、数回引っ越しをしていたのですが、最初に送った書類には、その時に住んでいたアパートの契約書(Lease Agreementと言います)のコピー1枚しか送っていなかったので、これも「結婚してから現在まで全ての期間をカバー」していなかった為に、追加書類提出を喰らってしまいました。=_=;
で、今回送り直した書類では、結婚してから再度書類を提出するまでに引っ越した先の住所と、アパートの契約書(Lease Agreement)を3枚添付して送ってやりました。あと、今までの住所一覧もアップデートして再度添付しました。これは、一番最初に書類を送った2014年11月から既に半年以上経過していて、その間にまた引っ越しをしたので、住所一覧を書き足す必要があったからです。(引っ越しをしてない人は関係ないと思います。)
※住所一覧は間隔を空けずに記載する必要があります。
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(3) 夫のdependentとして加入している保険証のコピー(二人の名前付)
これは今持っている保険証(旦那君の会社を通して入っている医療保険)のコピーを取って、そのまま追加書類に加えました。
(4) 2014年に流産した事と、医療機関に掛かった証明等(Billや医者からのFax等)
二人の間に子どもがいる事が一番の強いエビデンスになるという事だったのですが、去年妊娠はしましたが残念ながら流産してしまったので、その後に受けた「掻爬手術」と、それに関する病院からもらった請求書など全てコピーを取って追加書類に加えました。
※請求書には掻爬手術(英語では「D&C Surgery」と言います)の名称と、何故それを行ったかの原因まで記載されていたので、私が旦那君の子どもを妊娠して流産手術した事の証明になる為。
(5)(6)(7) 2012〜2014年度のジョイントタックスリターンのコピー
2012年と2013年は自分達で行ったので、IRSに提出する前にPDF形式で保存していたデータを再度出力し、追加書類に加えました。2014年度はH&R BLockにお願いしたので、その際にもらったコピーを、またコピーして追加書類に加えました。
ここで注意したいのは、W-2などのタックスリターンに付属する全ての書類も一緒にコピーを取って提出する事です。私たちは一番最初に条件削除のパケットを送った時は「全部の書類送ったら凄い数になるし、そんなの必要ないんじゃ?」って思っていたので、それぞれの年度ごとに、単純にタックスリターンの合計が分かる「Form1040の上から2枚と、州で行うForm140の最初の1枚だけ、合計3枚」を送っただけでした。
でもこれがマズかったみたいです。(汗)
追加書類提出の際は、以下の様に注意書きがあったので、要は「自分がタックスリターンを申請した際にIRSに送った全ての書類」をコピーして送った方が良かった様でした。
もらった手紙には
英訳:州と連邦のタックスリターンのコピー。全てのScheduleはもちろん、W-2等の全ての必要な添付書類を含める。
※「Schedule」はタックスリターンの書類に含まれています。「Schedule B」とか「Schedule C」とかあります。
と書かれてあったので、グリーンカードの条件削除にタックスリターンを送る予定の方は、この辺りにも注意が必要です。
(8) 同じ住所に送られて来た請求書
これも結婚してからずっと同じ住所に住んで居ること、そして今現在も一緒に住んでいる事の証明として、結婚してから自分が保存していた分の電気代やネット代金、クリニックからの請求書などをかき集めて、コピーを取って追加書類に含めました。(多分合計で20〜25枚近くあった気がします)
(9) 二人の出会ってから今までの関係を簡潔に説明したRelationship Statement
これは結婚するまでから現在までの私たちの関係と、2014年春に流産して今現在も家族を作る努力をしている事を旦那君に書き記してもらいました。「(4) 2014年に流産した事と、医療機関に掛かった証明等(Billや医者からのFax等)」の補足も少し書き足しています。
追加書類提出が来て感じた最も重要なこと
とにかくUSCISは二人が夫婦である事を知りたいと思っているので、それをしっかり支える為の「証拠」を揃える事が重要になります。
特に強い証拠となるのが、
- 二人の間に子どもがいることの証明
- ジョイントタックスリターン
- 夫婦の名前で作ったクレジットカード
- 家を購入したり、アパートを契約した場合の契約書
- 二人の名前が入った健康保険証や自動車保険証など
こういった書類になるそうです。
私達がやってしまったミスは、上の書類の中にもある
・ジョイントタックスリターン
・家を購入したり、アパートを契約した場合の契約書
この2種類の書類が不完全であった事です。
不完全だった理由としては、先ほども説明した通り以下の理由になります。
- タックスリターンでは全てのScheduleやW-2を含めていなかった。
- アパートの契約書では、結婚してから現在までの全ての期間がカバーされていなかった
USCISからの手紙にも「送ってもらった書類が不完全だったから、追加書類をリクエストしています」と、しっかりと書いてありました。(笑)
まとめ
グリーンカードの条件削除で書類を準備する際は、結婚してから現在までの全ての期間がカバー出来る書類を送りましょう。
また、タックスリターンは全てのScheduleページ、W-2などの添付書類も必ず一緒に送りましょう。送った書類が不完全だと、私の様に「追加書類提出の依頼」が記された手紙が届いて、後から書類集めで面倒になります。面倒な事は最初の一回で全部済ませてしまいましょう。
2015/8月某日、無事に10年モノの新しくなったグリーンカードが手元に届きました。何かフツーのPriorityMailで届いておりました。こんなに早く届くとは思っていなかったので「これなんだろ?また病院からの請求書かな」と思っていたら、フツーにグリーンカードが入っていてビックリしました。(笑)
これで暫くは書類集めから解放されそうです。
追加書類を喰らって「あわわわわ・・」ってなってる人は、今日の記事は参考になるかもしれません。
如何でしたか?
今日はグリーンカードの条件削除で追加書類の提出依頼が来たので、それを準備して思った事や気づいた事をまとめました。今後条件削除をする方にとって何か役に立てたら嬉しいです。(一人一人のケースが違うので、あくまで参考までにどうぞ)
最後まで読んで頂き有り難うございました。
また次回も宜しくお願いします。