こんにちは。@Techガールです。
今年で結婚してから3年目が経とうとしています。
本当に月日が経過していくのが早いです。
私の周りの日本人の友達には、国際結婚カップルや、パートナーが外国人という人達が結構おります。幸いなことに、今現在で離婚してしまった「親しい友人カップル」は今のところまだ居りません。
しかし、友達の知り合いや遠い知り合いの中では、現地のアメリカ人男性と結婚して数年後には離婚したという話も、良いのか悪いのか、たまに耳にすることがあります。
そういった国際結婚をした人達の結婚生活が自然と耳に入ってしまうことがあって、国際結婚でずっと仲良し夫婦でいられる秘訣って何なのかなーっと色々と考えていたのですが、考えているうちに、ある一つの「面白い共通点」に気づきました。
国際結婚に興味のある方、外国人がパートナーの方は、自分や誰かと照らし合わせて読まれると、ちょっと面白いかもしれません。
私が勝手に気づいた事なので、全てのカップルに当てはまることでは無いかもしれませんが、海外暮らしの外国人夫や妻にとっては、少しは理解できる内容があるかと思います。
※今日のブログも少し長いです。
ブックマークして時間のある時にゆっくり読む事をおすすめします。
二国間のギャップを埋める「努力」を、どちらか片方が楽しみながら続けていく事が、夫婦関係を良好に「長続きさせる鍵」となる
私もまだ結婚3年目なので、大したことは言えないのですが、実際に周りの長続きしている仲の良い国際結婚カップルと見ていると、必ずといってよい程「一つの共通点」に気づきます。それは、
普通の日本人同士の結婚だったらしなくてもよい「努力」を楽しみながらやっている。
これを、どちらか必ず片方のパートナーが実行しているのです。
アメリカ人夫で日本人妻の場合で例に出してみると、妻が語学をすごく頑張って習得しようとしている。もちろん目的は意思疎通を問題無く出来るようになるため、もしくはアメリカ社会でもちゃんと自立して生きていける様になるため、少しでも自分のお金は自分で稼げるようになるため、
要するに、国際結婚で生じた「二国間のギャップを埋める努力」を、その国にとって「外国人」である方が、必死で努力しているのです。
私の場合だけで申し訳ないのですが、必ずと言っていいほど、国際結婚カップルで「良い夫婦だなー」と思って見ていたカップルは、女性がアメリカ社会でもちゃんと生きていける程の語学力と、そこに至までの努力、そして現在進行系でも努力を続けているカップルがもの凄く多いです。
しかも、それを「楽しみながら」やっている人が殆どだと思います。
この「楽しみながら」というのがポイントだと思います。
でもよく考えたら、これだと国際結婚が上手くいくだろうなーと本当に納得できます。
私の場合で考えてみますが、私は元々英語や海外暮らしに興味があったため、自ら進んでアメリカ留学も実行したほどなので、語学の勉強は好きだったし、留学する前は「英語圏で仕事をしてみたい!いつかは私も海外で活躍できる人物になりたい!」とずっと思っていました。
でも国際結婚を実際にしてみて、今自分に降り掛かってきている「異国でしなければならない努力」は、国際結婚をしてもしなくても、恐らくは「自ら進んでやっていたであろうこと」になるので、それを今でも「楽しみながら」することが出来るのです。
「努力できます!」と言っても、それが自分にとって最初から嫌なことだったり一番苦手なことだったら、やっぱり続けていくうちに嫌気がさして、結局は続けられなくなってしまうと思うのです。
こんな人は国際結婚に向いていないかも・・・
でもそうなると、結局は国際結婚の場合、結婚生活やお互いの信頼関係にも後々ビビが入ってしまう可能性が「大」なので、以下のような方は、国際結婚には恐らく向いていないと思われます。
- 語学の勉強が嫌い
- 出来れば結婚後は専業主婦になりたい
- 外国で働くなんて怖くて無理、絶対に避けたい
- 協調性・適応能力が低い
この中で最も致命的なのは、
- 語学の勉強が嫌い
- 意味もなく専業主婦になりたい願望が強い
になるのではないかと思います。
アメリカは日本と比べると、突然の解雇とか結構多い気がします。実際に、私の旦那君も過去に2度解雇の経験があります。(雇用者が日本の様に守られていません)もう本当に大変でしたよ。。。
一度は私のアメリカ留学中に突然起こったので、当時自分の学校の事で精一杯だった私は本当に混乱状態でした。でも旦那君(当時はまだ彼氏)も放っておけないし、でも彼の要領の悪さにもムカついてくるし、私の心は相当かき乱され、一時関係は最悪な状態でした。
でも、それ(解雇の事)が原因で喧嘩になっても、私も留学生で貧乏だったのですぐには日本へ帰国できないし・・あの時は本当に本当に大変でした。
このような感じで、アメリカの血も涙のない雇用システムのせいで、私たちは今まで結構悲惨な目に遭っているのです。
でも今思えば、留学中で良かったかもしれません。結婚する前だったので「アメリカで異国人として生活をするということは、こういうこと」というのが、経験を持って理解することが出来たからです。
また、「アメリカで低学歴でいると、こういうことになる」ということも、あの辛い経験から身を以て経験できたので、旦那君と結婚する前は、あの辛かった経験を持ち出し、「あの経験だけはもう二度としたくないから、手に職をつけてちゃんと大学を卒業し、万が一、またああなってもすぐに次の仕事を探せる様に準備だけはしておいて」と念を押しておきました。(笑)
当時解雇されて一番辛かったのは、もちろん旦那君だったと思います。でも実は私も、そんな旦那君を間近で見ていて本当に相当辛かったのです。特に辛かったのは、旦那君(当時はまだ彼氏)があんな目に遭ってる時でさえ、
自分では何一つ力になれなかったこと。
自分は本当にこの国で「無力」だと痛感したこと。
そして「自分の無力さ」が悔しくて、何度も何度も泣きました。
経済的に旦那君を助けたくても、仕事も収入も無い、言葉の不自由な、ただの留学生に何ができたでしょうか。自分の学費だけで精一杯だったので、何も出来るはずないんです。
でも、この経験で私は悟りました。
「アメリカ(海外)で暮らすには、絶対に片方(夫)が倒れた時でも、自分が支えになれるくらいに強くならないと。それには経済的に自立するしかない」と。
この辛い経験が今でも自分の中で活かされていると思います。
辛い経験は必ず自分を強くします。
そして、それがまた自分の身に起こっても大丈夫なように、どうにか改善しようと努力します。それが人生経験となって積み重なり、自分の人生の糧となるのです。
今は夫婦になるまでの辛い経験があったせいか、旦那君もあれから有言実行で手に職を付けて、自分のやりたかった仕事に就きました。日々仕事を頑張ってくれて、今ではある程度のお金を稼いて来てもらっています。旦那君には本当に毎日感謝をしています。(あ、私もちゃんと働いていますよ)
でも今の安定した生活を送れるようになる前には、自分で言うのもなんですが、友達には話せない程の悲惨な目には結構遭っています。(笑)お金の苦労も多いです。
親に全部話したら「日本に戻って来い!」って言われてしまいそうで親には絶対に言えません。(これからも言うつもりもありませんが)だからこそ、そして、こんな世の中だからこそ、どこの国に居たとしても「誰かに依存しながら生きる」という選択は、とっても危険な考えなのではないかと思っています。
例えば明日、いきなり旦那様の会社が潰れてしまって、翌月からの仕事が無く、収入もゼロになる、こういった状況に陥ることが無いなんて保証は、どこにだって誰にだって無いのです。誤解して欲しくないのですが、「専業主婦がダメだ」と言ってる訳ではないですよ。
もちろん、子どもが出来たら暫くは働けないだろうし、その間は旦那さんにしっかり稼いでもらって、自分は子育てに専念するという事も、女性にとっては凄く大変なことでしょうし、子育てだって誰かに頼めばお金が掛かります。
子育ては家族にとっての「大切な仕事」なので、それを徹底的に専念するというのはその家族の選択で、他人がごちゃごちゃいうことでは無いと思っています。
私が問題だと思うのは、「最初から働く意志が無い人達」で、意味も無く「専業主婦願望が強い人達」の事です。
専業主婦になりたい願望がある人の理由は何なのでしょうか?自分で働かずとも夫からの収入で生きていけることに、何かステータスを感じるからでしょうか?
「絶対に専業主婦をさせてくれる旦那を探す」と意気込んでいる人ほど、私にとってはそういう人達が「自分では何も出来ません、誰かに頼らないと自分の望む暮らしはできないんですよ」と言っているようにしか見ることができません。
かっこわる過ぎます。
世の賢い男性は、こういった「自立心のない女性のカモ」にはなりたくないと思っている人が殆どだと思うので、実際に楽な生活をさせてくれる人物に出会える確率は低いのではないでしょうか。
自分でお金を作る能力が無ければ、結局は「自分の人生においてリスクしか無い」気がしてならないのです。
こういった理由で「専業主婦願望の強い人」が、海外で仕事をする意思がないままで居ると、もし将来悲しい結果、「離婚」という形で夫婦生活が終わった場合、その人はその国で一人で生きていく力が無いので、日本へ帰国という形になると思います。
しかし、海外でも仕事経験が無いままでは、日本での再就職はもの凄く厳しくなるのが現実では無いでしょうか?でも反対に海外でも仕事経験があって、言葉も日本語以外の言語が話せるのであれば、年齢が少し上であっても、何もスキルが無いよりは就職の幅も大分広がると思います。
自らお金を稼ぐ能力が無いまま、誰かに依存しながら生きることは、自分の選択肢を自ら減らしているという事に気づくべきだと思うのです。自分の人生、これからどんな事があるのか誰にだって分かりません。
でも、どうせならいつでも選択肢が多い方が、自分の人生にとってもリスクヘッジになるので、そのためにも自立心を持ち続けることは、どの国に住んでいても非常に大切なことではないかと思うのです。
これは特に「国際結婚するカップル」にも言える事だと思います。
海外に住む事で一番大事なのは「独立心・自立心」を持ち続けることだと思います。
これを身につけるためには、
二つの国の違いを受け入れる「柔軟性と適応力」、
そして、新しい国で生活を始めるための「覚悟と努力」、
それを続けていく「忍耐力」
全てが必須スキルです。
正直言うと、国際結婚って本当に面倒くさいです。私の夫が日本人ならどんなに楽だったことでしょう。日本人同士だったらしなくてもよいことが、本当に沢山あります。
だからこそ、それを乗り越える、二国間のギャップを埋めるための「努力」が必要になる訳です。夫婦は運命共同体なので、その努力をどちらが先にやっても構わないのです。
ただ、この努力を 楽しみながら続けていく事こそが、国際結婚を上手く続けていく秘訣 になるのではないかと思います。
あと忘れちゃならないのが、夫の異文化に対する「理解力」と、妻が一生懸命努力していることへ「感謝をする心」。妻がどれだけ「努力」をしているのかを、外国人夫が認めてあげることもすごく大事だと思います。(逆の場合は、妻が夫の努力を認めて感謝する事)
今までこれだけ「国際結婚は努力が必要よ!がんばれー」的なことを書いていても、誰も認めてくれる人が居なければ、正直寂しいですしね。
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最後に
まだまだ結婚していない国際カップルの人達が読むと、ちょっとウンザリする内容ばっかりだったかもしれません。ごめんなさい。。
でもここで、もう一つ大切なことがあります。
ここまで言っておいてなんですが、、それでも国際結婚で一番重要なことは、
お互いが愛し合っていること。
これが一番大事だと思います。
彼、もしくは彼女が大好きだったから結婚したんですよね?国の違いとか気にならない程に好きだから結婚した(する)んですよね?今まで色々たくさん書きましたが、この気持ちこそが一番大切なことで、自分が行動を起こすキッカケになり、色々な困難を乗り越えるパワーを与えてくれるのです。
如何でしたか?
今日は久々に「人生の気づき」についてのブログを書いてみました。誰かのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き有り難うございます。
また次回もどうぞ宜しくお願いします!
これから国際結婚する人、特に海外で暮らす人に読んで欲しい本。
表紙はマンガ調で軽い感じがしますが、内容は国際結婚をして海外暮らしの妻の生の声がたくさんあり、かなり参考&納得する内容ばかりでした。Kindle版もあり。