こんにちは。@Techガールです。
つい先日、アメリカの郵便局(USPS)を利用して、アメリカから日本へ荷物を送り、その荷物を日本で自ら受け取るという貴重な体験をしました(笑)
利用したのは、アメリカの郵便局が提供する国際郵便サービスの一つ、「Priority Mail International」で、通常6〜10日で配送される国際郵便サービスです。
私が今回送った荷物は、重さは 5lbs(約2.27kg)で送料は 66.85ドルでした。実際、ちゃんと10日で日本で受け取りましたので、まぁ説明通りのサービスだなと思います。
アメリカの郵便局について、自分でも気になっていた点があったので、ちょうど良い機会だな、と思い、日本一時帰国するタイミングを狙って、アメリカから日本の実家に荷物を送り、自分で追跡して日本で受け取ってみたので、その記録を残しておきたいと思います。
以下の疑問がこの記事で解決できると思いますので、参考までに読んでみて下さいね。
- USPSでアメリカから日本へ荷物を送る方法と送料
- USPSで送った荷物を日本で荷物追跡できるか?
- USPSの「Priority Mail International」で配送まで掛かった日数
- 荷物は関税の為、途中で開けられるか?
- 関税フォームの書き方
- 結局の所、アメリカから一番安く、安心して日本へ送る方法は?
USPS利用で、アメリカから日本へ荷物を送りたい際は、「Priority Mail International」以外にも様々な方法があります。他のサービスについては以下の記事をご覧下さい。詳しくまとめています。
参考アメリカの郵便局を徹底解説!日本へ1番安く国際郵便する方法とは?郵便の種類・送料・送り方・各種サービスなど【USPS完全解説】
USPSで日本へ荷物を送る
先日、アメリカからUSPS利用で日本へ荷物を送ってみたので、送り方や送料、掛かった日数、トラッキング(追跡)方法、トラブルがあった際の解決法など、ここで詳しく説明していきたいと思います。
まず、荷物を送る際は、アメリカの郵便物に行って無料で専用の箱を貰ってくることからスタートです。自分で箱を準備したい人は、無地の箱が Walmart や Target などでも安く手に入ります。
あと、アメリカ人はかなり適当で、無地の箱ではなく、普通の家電が入っていたであろう空き箱とかでも普通に物を送ったりしているので、住所を書く場所や住所が間違っていなければ、大抵は普通に届きます。
アメリカ国内や国際郵便での住所の書き方は、以下で詳しく説明しています。
参考アメリカ住所の書き方一覧!日本へ郵送する記入例、郵便番号、番地、部屋番号など、アメリカで手紙の出し方・英語での書き方 基本講座!
万が一のことを考えて、荷物に保険や追跡機能などを付けて送りたい場合は、「Priority Mail International」が一番安く、尚かつ安全に日本へ郵送できると思います。
荷物が届くまでの日数は、ホリデーシーズンの11月後半〜クリスマスまでの繁忙期を除くと、日本へは通常6〜10日で配送されます。(繁忙期は大体2倍時間が掛かる)
私が実際に利用した際は、10日で日本の住所に到着しました。日本郵便に荷物が移ってからも追跡はちゃんと出来ましたので、荷物が今どこにあるかも分かって安心です。
「Priority Mail」サービスは、International版の国際郵便と、Domestic版のアメリカ国内郵便がありますが、どちらも日本のレターパックのように定額になっていて、箱は国内便と国際便の両方で利用できます。
アメリカから日本へ荷物を送る方法
アメリカ国内や日本を含む海外向けの小包を送る方法は簡単です。
荷物の準備ができたら、そのままUSPSの窓口に持って行き、送料を出してもらいます。重さと小包の大きさが分かれば事前に金額を調べることも出来るので、大体どのくらいになるのか知りたい場合は、以下のウェブサイトでチェックして見てください。
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USPSで日本に送る際の送料
気になる国際郵便の送料ですが、私が今回利用した「Priority Mail International」だけになりますが、2018年の料金設定は以下の様になっています。
USPS「Priority Mail International」小サイズの箱 32.25ドル〜
重さに関係なく、この箱を利用すれば送料は定額になり、日本を含む国際郵便は 32.25ドル〜となります。この箱に引き詰めて入れることが出来る荷物であれば、追跡も出来るので、まあまあオトクに安く送れるんじゃないかと思います。
財布とか服、小物などちょっと高価なプレゼントを贈る際は、これが一番安全に送れるんじゃないかなと思います。(私ならこれを利用すると思います)
USPS「Priority Mail International」中サイズの箱 69.50ドル〜
中サイズの箱がこちら。箱の下にも書いてある様に、アメリカ国内とアメリカ国外の国際郵便でも利用できます。日本を含む国際郵便は 69.50ドル〜となります。
USPS「Priority Mail International」大サイズの箱 90.50ドル〜
こちらは大サイズ。日本を含む国際郵便は 90.50ドル〜となります。私が今回利用した箱になりますが、送った物はトレジョのエコバッグ16枚、子どものアルバム1冊を引き詰めて送りました。
が、しかし、郵便局で実際に発送の手続きをした所、なぜか「Priority Mail Express International」の特急便で送料を計算されてしまったので、金額が以下の様に95.45ドルと、定額の送料より少し高く、そして荷物の割にはすごく高くなっていました…。
▲最初に送料をチェックしてもらうと…上の画像の様に 95.45ドルとなっていたので、ビックリしてつい「too expensive!!(高っっ!)」と口走ってしまった後、「It doesn't have to be so fast to be delivered(そんなに早く配達されなくてもいいですよ)」と説明すると…
上の画像の様に、「Priority Mail International」の「Express」無しにしてもらいました。これで送料66.85ドルです。箱が大サイズですが、重さで送料を出してもったのでこの値段になりました。もちろん保険付き、荷物追跡機能(トラッキング)付きです。
これでアメリカから発送し、実際日本で受け取しましたが、きっちり10日で到着しました。
その他、重さから料金を算出
定額料金の箱を利用しない場合は、箱の大きさと重さで送料を算出します。金額は近くのUSPSの窓口で尋ねてみて下さい。事前にウェブサイトからもチェックできます。
どうしても3日以内、翌日に配送したいなど、急ぎの場合は国際特急便があるので、そちらを利用しましょう。以下の記事で詳しくまとめています。
参考アメリカの郵便局を徹底解説!日本へ1番安く国際郵便する方法とは?郵便の種類・送料・送り方・各種サービスなど【USPS完全解説】
アメリカ国内と日本国内で荷物追跡した結果
アメリカから送った荷物は、日本に届くと日本郵便が発行したであろう「要追跡入力」のシールが貼ってあり、アメリカ国内用のトラッキングナンバーの他に、日本国内用トラッキングナンバーも貼ってありました。
以下の写真↓は日本で受け取った荷物です。箱の大きさは Large Box(大サイズ)を利用しています。住所の貼り方が結構適当だったのですが、送り主を「From」にして上に貼り、送り先を「To」にして下に貼っておけば、大体間違いなく送ってくれます。
日本へ送る際は「Japan」と大きく書いておきましょう!
以下の写真↓は箱に貼ってあった、アメリカと日本での荷物追跡番号(トラッキングナンバー)です。こんな感じで、アメリカのUSPSでも荷物追跡が出来るし、日本郵便での荷物追跡も可能です。
小包には「要追跡入力」の気の利いた文字が、まさに日本っぽいですね(笑)番号は個人情報になるので、モザイクにしていますが、海外だとCHから始まる番号で、日本だとECから始まる番号になっています。
アメリカ国内での荷物追跡記録
ここでは実際に荷物を追跡した様子を、記録として残しておきたいと思います。今後、アメリカから荷物を送る人は参考までにどうぞ。
▲アメリカの郵便局(USPS)の窓口でで発送の手続き中の荷物…
▼以下は、はるばる日本で到着するまでの追跡記録です。
アメリカ現地時間の9月10日にアリゾナのフィニックスから荷物を送り、日本の現地時間9月20日午前9時頃に荷物が無事に到着しました!
アメリカ国内では、USPSのウェブサイトより荷物追跡できます。電話番号を登録すると、荷物のステータスが更新されるごとにテキストで送られてくるサービスもあります。
日本国内での荷物追跡記録
日本での荷物追跡は、日本郵便のウェブサイトからチェックできます。以下は、アメリカから日本郵便に渡って受け取るまでの追跡した記録です。
日本の実家に到着した荷物は、こんな感じ↓になっていました。中身は関税チェックで開けられていた様ですが、その後、箱の周りはしっかりテープで留めてありました。
日本郵便の荷物追跡は、以下のページよりトラッキング可能です。国際郵便専用は、すぐ下のリンクより追跡できます。
その他の郵便物(普通郵便、ゆうぱっく、レターパック等)は、以下のページより追跡可能ですよ。
参考郵便追跡サービス
意外に簡単!関税フォームの書き方
国際郵便なので、窓口では関税フォームの記入をお願いされました。一見、難しそうですが、送るものが明確だと、どういう風に記入すればいいか、窓口の人が手助けしてくれますので、分からない場合は尋ねながら記入できます。
今回、関税フォームで記入した内容は以下です。
- 送り主の住所(SENDER’S INFORMATION)
- 送り先の住所(ADDRESSEE’S INFORMATION)
- 送る物、その個数、金額(SHIPMENT INFORMATION)
- 重さの合計
- 送る物の合計金額(荷物の保険と関係してきます)
この内容が分かっていれば、窓口で簡単に記入できます。
あと、送る物の英語がわからない場合は、スマフォの翻訳機能を利用して書けますので、スマフォは念のため忘れずに持って行きましょう。※重さは窓口で計ってもらえます。
荷物は途中で開けられる可能性あり
私は今回、たいした物は送っていませんが、やはり関税で荷物を開けられた形跡がありました。日本の郵便局がその後、しっかり梱包してくれた様でしたが、以下の様な感じで説明書きがありました。
▲これは荷物が届いた後、カッターで開けた後ですが、テープには「関税検査のため開披されたものを、弊社にて再装しました。」と書かれていました。
▲元々はこんな感じで↑しっかりテープで留めてありました。
ここで日本には送れない物があれば、抜き取られる可能性もあるので、送る物がちょっと心配な人は念のためチェックしておいた方が良いかもしれません。送った後に「関税で没収」となってしまうと、送料も勿体ないですからね。。
アメリカから日本へ荷物が届かない、紛失、破損した場合の対処法
これはちょっと考えなたくない事態ですが、荷物が破損した、もしくは届かないなんてことも当然あり得ると思います。
そんな時は、USPSのオンラインフォームより荷物の問い合わせが出来るので、まずはそれを利用してみるといいかもしれません。
以下は、アメリカから送った荷物が日本に届かない、破損した際の問い合わせフォームになります。
紛失した荷物を探す場合は、追跡番号(トラッキングナンバー)と送り先の国、送った日付の入力が必要になります。また、利用したサービスによっては、紛失や破損のクレームはアメリカの送り主からしか出来ない物もあるので、ちょっと面倒かもしれません。
また、利用したサービスによっては、送料の返金のみしか受け付けてもらえない場合もある様です。
以下は、私が今回利用した「Priority Mail International」でのクレーム開始の条件と詳細の日本語訳になります。
When can I begin the claims process?
-Who can file?(誰がクレームをファイルできるか)
Sender or Addressee(送り主、もしくは受け取り主)
-When is the filing window?(いつファイルできるか)
7 days to 6 months after shipment(発送から7日後、6ヶ月以内)
-Other Restrictions(その他の制限)
Online inquiries can only be initiated by the U.S. Sender.(最初のオンラインでの問い合わせは、アメリカの送り主によってのみ可能)
引用:File a Claim -When can I begin the claims process? Priority Mail International -
その他は以下のページをご覧ください。英語になりますが、各郵便サービスごとにクレームをファイル出来ます。
参考File a Claim -Submit an International Inquiry Online-
いかがでしたか?
今回初めてアメリカからUSPS利用で日本へ荷物を実際に送ってみて、自ら日本で受け取ってみましたが、アメリカからもちゃんと無事に荷物を受け取ることができました。
一番安く送る方法には、First-Class Package International Service($10.00~)もありますが、荷物追跡サービスや保険は別途付ける形になり、小包の重さは 4lbs(約1.8kg)以内までとなっています。
重さや荷物の大きさによって送料は変わって来ると思うので、箱を準備したなら、まず重さと箱の大きさを計り、送料を算出してみましょう。
とにかく少しでも安く送りたい人や、軽い物しか送らない人は、送料は以下で確認できます。
参考First-Class Mail International -Pricing-
時間がなくて色々調べるのが面倒な人で、荷物が届くまで10日ほど掛かってもいいならば、今回私が使った「Priority Mail International」が、安全に適正な価格で送れると思います。
アメリカから日本へ国際郵送する際のサービスは、別記事で詳しくまとめていますので、そちらも参考までに読んでみて下さいね。
参考アメリカの郵便局を徹底解説!日本へ1番安く国際郵便する方法とは?郵便の種類・送料・送り方・各種サービスなど【USPS完全解説】
最後まで読んで頂きありがとうございました!
また次回もお楽しみに☆