こんにちは。@Techガールです。
10月に旦那さんの会社の同僚の結婚式に出席して思った事を今日はブログしたいと思います。
アメリカの結婚式はご祝儀という物がありません。
ですので、新郎新婦は招待客(ゲスト)へ向けて、新婚生活に必要となるであろう物のリスト(Wedding Resister)をゲストへ送り、それを見て結婚式にそのリストから商品を購入して新郎新婦にプレゼントする、という流れが殆どだと思います。
これも相場で大体$30〜$150位だと思います。
一般的にアメリカの結婚式で、日本の様にご祝儀に¥30,000($300)を頂けるのは、きっと親族位だと思います。日本だと普通の友人でも結婚式には大体¥30,000($300)はwedding giftとして頂けるのが今の日本の常識になっていると、こちらの家族に話したら「高すぎ!」ってビックリされました。
まあこれが日本の結婚式ご祝儀の相場に対して疑問を抱くキッカケになったのですが、
アメリカに住んでいると、日本では全く違和感を覚えなかった「日本の常識」に違和感を覚える事も多くなって来ます。。。今日はそれについてちょっと思ったことを色々書いてみました。
ご祝儀に「赤字/黒字」って・・・(汗)
よく結婚式で「赤字」「黒字」という言葉、聞きませんか?
私、あれってすごくオカシイと思うんです。
というか、ちょっと失礼だと思うんですよね。。
結婚式は自分たちの自己満足で行う訳で、第三者にとっては別に新郎新婦が結婚式をしようがしまいが全くもって関係のない事なんです。
まず「結婚式」というものをよく考えてみると、
これって「親しい友人やお世話になった方へ、結婚のご報告としての場を設けさせて頂く事、その際に気持ちばかりのパーティを行ってゲストに楽しんで頂く。」事がまず第一にあると思うのですが、それに「赤字」「黒字」って・・・
新郎新婦にとって、
結婚式はいつから商売になったんだんでしょう?(汗)
国際結婚をしたある日本人の友人で、日本で挙式を行った夫婦がいるのですが、
この友人(新婦)が結婚式の後に言った言葉に
すごく違和感を覚えました。
この間ね、結婚式したんだけど、アメリカ人の友達B夫妻(夫 アメ人/妻 日本人)を呼んだんだけど、Bさんのご祝儀ってたったの¥5,000でかなりビックリしたよ。普通夫婦だったら¥50,000円でしょう。お金無い訳ないのにね。。。
お料理や引き出物もそれ以上お金掛かっているのに、何だろう、すっごい非常識って思った。
この言葉を聞いて、、友達にはちょっと失礼だったかもしれないけど・・・
私がすぐに思ったのは、
- 例え日本に住んでいても、長年自分の中にある自国の常識は簡単には消えない、という事で日本人が期待するであろうご祝儀額はアメリカ人に期待できないって考えなかったのか?
- 文化の違うアメリカ人が日本人と同じ価値観でご祝儀を頂けるとは思えないって、1mmでも考えなかったのか?
- アメリカ人からしたら「ご祝儀に一人¥30,000(夫婦で¥50,000)は大金」だと感じると思わなかったのか?
- しかも招待した人は無職に近い感じだったので、新郎新婦側も最初からご祝儀¥50,000は期待するべきでは無かった。もしくは招待すべきでなかった。もし招待するなら、二次会もしくはタダ同然でも一緒に祝ってもらいたいって思うべきだったんじゃないか?
こういう考えがあったので、、、
自分で勝手に招待しておいて、その人のご祝儀が少な過ぎるって・・
ちょっと考え方間違っているんじゃないかなって、
友人Aに対して心の中で思っていました。
この夫婦Bの妻は日本人なので、きっと予定では夫婦出席で¥50,000はご祝儀として頂けるって思っていたのかもしれません。。
でも結局の所、夫しか式に参加しなかったので¥5,000持参になったそうです。
(でも確かに¥5,000は日本人にはビックリする金額かもしれませんがw)でも夫が無職なら仕方ないのかもしれなせん。
お金って人によって受け取り方が本当に違います。
もし月/¥100,000でやり繰りしている人にとっては、¥5,000のご祝儀は頑張った結果なのかもしれません。まず結婚式に招待されると身なりを整えて出席しなければいけないので、
その費用だって自費になるし、交通費だって掛かります。
なので、どんな金額であれ、
まずは「ご祝儀に対して感謝をする」ことが大切なんじゃないかなって思います。
確かに結婚式ってとんでもない位費用が掛かります!
それは誰だった最初から分かっています。
でも、結婚式の見積もりだって式を挙げる前に出してもらうハズだし、それでも結婚式を挙げるって選択したのなら、やっぱり新郎新婦の勝手だと思うんですよね。高すぎ&無理って思うなら、見積もりの時点で止めておけばいい訳ですし。
結婚式で「赤字」「黒字」という言葉を聞くと、
どうも「ゲストを金づるにしか見てない」ような気がして・・
あまり好きでは無いんですよね(笑)
というか正直、不快かもしれません。
ご祝儀の額にケチを付けるなんてもってのほか!
結婚式って「赤字」「黒字」の世界ではなく、
ゲストにも貴重な時間を割いてもらって招待させて頂くのだから、
- ゲストからのお金(ご祝儀)を少しでも浮かせてプラスにさせよう
- 黒字にするにはどうしたら良いか
なんて考えがあれば、
まずは全額、もしくは殆ど自分たちで結婚式費用を賄える位まで式を我慢した方が良いのでは?って思います。(もしくは最初から会費制にさせて頂くか)
でも何も考えずに色々と考慮した結果、結婚式でゲストからのご祝儀がプラスになったと言う人は、ゲストからの善意でそういう結果になったのだから、それはもちろん喜んで良いと思います。
ただ!
私が嫌だなって思うのは・・
最初っから結婚式を「黒字」にする事に必死で、結婚式を自分たちの懐を肥やす事を目的にした式、もしくは招待しておいて「ご祝儀に文句をつける」人達なのです。
しかも頂いた金額が不満だからと、友人に愚痴ったり・・もってのほかだと思います。
勝手に招待しておいて「ご祝儀が少ない」って・・・
正直考えが間違っていると思っています。
確かに「ご祝儀」の相場に常識的な金額は存在しますが、あくまでそれは結婚式を開催する側の「式の合計予算」から算出した金額なので、ゲスト側が「絶対にこれだけご祝儀として持ってくる金額」ではないと思っています。
なのでもし、決まった額をゲストに持って来て欲しいのであれば、最初から「会費制」にして、招待したいゲストに打診してみたら良いと思います。
この時点で「無理だ…」って思うゲストは参加できないだろうけど、会費制なので諦めるしかないかなって思うのです。
ゲストの判断に任せられるので「勝手に招待しておいてご祝儀にケチを付ける」よりは、大分良いかもしれません。
ただ、招待されたゲストも「手ぶらで結婚式に参加」だと、非常識って思われて当然かもしれません。結婚式場では豪華なお料理やお酒が振る舞われるんですから、それを「接待されて当然」なんて顔で暴飲暴食+手ぶらだと「非常識」にはなると思います。
この場合は「手ぶらで結婚式に参加するゲスト」が非常識だと思います。
ですが、結婚式のゲストを決めるのも「新郎新婦」なんです。
どうせ招待させて頂くのなら、
結婚式は自分たちの自己満足でやっているのだから、1円でもゲスト側からお祝いとして頂けたらとても嬉しい。今日、こうして時間を割いて私たちのために集まって頂けただけでも嬉しい。
って気持ちでご招待させて頂くのが、結婚式の本来の心構えであるような気がします。
だってゲスト側からすると、別に結婚した人達が式をするもしないも、正直どうだっていいですから。(笑)また、どの会場でどういう式をするっていうのも、正直新郎新婦の自己満足なんですから。
結婚式ご祝儀の相場を決めるもの
いつから結婚式のご祝儀の相場が
学生 一人¥20,000
社会人 一人¥30,000
社会人夫婦 夫婦で¥50,000
になったのか?
それは結婚式を行う式場の金額の都合ってのが大きいのかと思います。
上記の金額を絶対ゲストから頂かないと式が出来ない、もしくは「赤字」なんて嫌!
と思う人は、結婚式の費用を極端に抑えるか、もしくは自分たちで挙式の費用を殆ど賄えるまで我慢するか、最初っから会費制の結婚式にした方が良いかもしれません。
無理してご祝儀に頼って結婚式を行うと、「ご好意で頂いたご祝儀にケチをつける」羽目になってしまうと思います。
結婚式ってよく考えてみると、もの凄い一大イベント!!
結婚式ってよくよく考えてみると、本当にすごいイベントです。
自分の家族や友人、知人が新郎新婦の為にだけ一堂に集まって、自分たちを祝福してくれるのです。こんな最高で幸せな時間、自分の人生において経験する事ってそうないと思います。
後でケチを付けて少しでも嫌な気持ちを残すより、ちゃんと結婚式の意味を理解して、ゲストには「感謝の気持ちでご招待させてもらう」、この事を忘れない様にしなければいけないんじゃないかって思います。
何度も言いますが新郎新婦にとって「結婚式」は商売ではないと思います。
商売になるのは「挙式を依頼されるウェディング会社」な訳であって、
「結婚式」は、新郎新婦の懐をゲストの善意のお金(ご祝儀)で満たすための会ではいと思います。
ご祝儀という善意を当たり前と思わず、ゲストからの好意は金額は幾らであれ、気持ち良く受け取り、人生の記念になる素敵な式を、奇麗な気持ちで沢山のゲストに囲まれて迎えられたら最高じゃないか!
と思ったのでした。
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ちなみに私たち夫婦は、まだゲストを招待した日本っぽい結婚式をまたやっておりません。
国際結婚だし、アメリカで急遽結婚してしまった事もあったので、そんな余裕なんてありませんでした。。。(結婚した当初はビザ申請費用でとてもお金が掛かり…かなり貧乏でした 涙)
でももし今後、結婚式を挙げる機会があれば、今回のブログで書いた様に全額賄えるか、もしくは会費制でゲストの負担にあまりならないような結婚式を、いつか出来たらと思っています。
アメリカでご祝儀を渡したい場合
ここまで書いておいて何ですが、もしどうしてもアメリカの結婚式にお呼ばれして、ご祝儀を渡したい場合ですが、
- 凄く仲が良い友人の場合 $30〜$100
- 親族 $50〜$100
- 学生さんだったら、上記金額内でのギフトカードでも喜ばれるかと思います。
先ほども書いた様に、日本っぽいしっかりとした結婚式は私たちはまだやっていないのですが、上の金額は、家族主催で結婚お祝いパーティを開いてもらった際に、お祝いで頂いた金額の相場になります。
これから夫婦で新生活が始まる訳ですし、やっぱり自分の欲しい物が購入できる現金かギフトカードは嬉しかったですね。
あと親族が$100でMAXになっていますが、実は私達夫婦は旦那さん側の両親から$2,000をご祝儀(?)として頂きました。「結婚式をするなら、その為の費用に使いなさい」って事で頂きましたが、新生活スタートに必要な物を買い揃える為に、色々と消えていきました(笑)
最後に
この記事で不快に思われた方、スミマセン。。
私も自分が今までの経験で思った事なので、経験不足によって何か違った解釈をしている部分があるかもしれません。
実際これから結婚式をされる方も、すでに結婚式をされた方も、色々な事情があって式をされたのだと思います。この記事は結婚式をご祝儀で賄う事を問題視しているのではありません。
ただ、一番言いたかった事は、
「人には様々な生活事情があり、その中で捻出して頂いた新郎新婦に対してのお祝いのお金(ご祝儀)なので、金額が幾らであっても、それにケチを付けるのは間違っているのではないか」という事なのです。
ただ「悪意を持ってわざとご祝儀を少なくした」という確信犯的な方も、世の中色んな人が居ますので、そういった方々もただ存在すると思います。
でも、正装して時間を割いてもらった訳ですし、そういう「ご祝儀をケチる」という悪意も、「来てくれただけでもありがとう!」と優しく考え、結婚式の幸せオーラで「その悪意」を包んであげる位、自分が懐を大きくもって考えると楽になるかもしれせん。
悪意には、これでもかっていう善意で包んであげると、悪意をもった方が逆に「自分はなんて事をしてしまったんだ、恥ずかしい!」って思っちゃうかもしれません。そうしたら幸せオーラの「勝ち」だと思います。
でも、他にこういう考えがあるよって意見がある方は、気軽にメッセージ送って頂いても全然OKです。※ただお返事は遅れてしまうかもしれません・・。
最後まで読んで頂きまして有り難うございました!
また、何か気になる事があればブログしたいと思います!