こんにちは。@Techガールです。
こちらに住んでいるとたまに変な日本語英語に遭遇します。「日本語英語?ナニソレ??」って思いますよね、実は「和製英語」という言葉もあるように、日本語がアメリカでもそのままの言葉としてこちらでも使われている言葉の事です。
例で挙げると「布団」という言葉、これ英語でなんて言うか知っていますか?
そのまま「Futon フトン」です。
しかし発音には少し違いがあります。そのまま日本語の「ふ」の発音とは違い「ふゅとん」みたいな音になります。( 発音する前に息が下唇から漏れてる感じの音なんですけど、詳しくは F サウンドの仕方をどうぞ。 )これは日本からの製品がアメリカでそのまま英語となって売られている、使われている例です。ベットとかマットレスのお店に行くと、普通に「Futon」とタグに書いて布団が売られています。デザインは日本のとは少し違いますけどね。
こういった感じの日本語英語がアメリカにもいくつか存在しますので、
今日はその中からいくつかピックアップしてみたいと思います!
では早速見ていきましょう!
カラオケ → キャリオキ
日本語の「カラオケ KARAOKE」が英語では「キャリオキ」になります。最初聞いた時はさすがに分かりませんでしたが、アメリカの色んなバーに行くと、たまにカラオケセット(DAMとかJOYSOUNDの様な高機能な物ではなく、ちょっと時代遅れのカラオケですけど)が置いてあり、そこで夜な夜な「キャリオキ」大会が開催されます。KARAOKE = キャリオキ です。覚えましょう。
枝豆 → エダマミ
日本語の「エダマメ EDAMAME」が英語では「エダマミ」になります。
最後の「ME」が「ミー」の発音になっちゃってる訳ですね。これも最初笑っちゃいましたけど慣れたら気にならなくなりました。なんか音が可愛いし。エダマミーだってwww
酒 → サキ
日本語の「サケ SAKE」が英語では「サキ」になります。
こっちも最後の「KE」が「キ」の発音になっちゃってる訳ですね。「サケ」と言っても分かってくれません。アメリカで日本酒が欲しい場合は、レストランで「Do you have Japanese SAKE(サキ)?」と聞きましょう。色んな「サキ」が出て来ますよ。
盆栽 → ボンサイ
これはこのまんま「ボンサイ」ですね。
日本関係のイベントに行くと必ずと言っていい程、日本好きのちょっと変わったアメリカ人が盆栽育てて売っています。「BONSAI」って書いてあります。少し日本に興味ある人なら「ボンサイ」と言っても何を言ってるか分かってもらえると思いますが、全く日本に興味ない人の前で「盆栽」の話をしても全然分かってもらえない可能性大です。注意して使いましょう。(使う機会なさそうだけど。)
オタク → オタク
これはこのまんま「オタク」ですね。アメリカに生息する日本大好きアメリカンオタクの間では常識中の常識日本語かもしれません。でもオタクと言われると怒る人も居るので要注意。しかし、そういう人に限って実は根っからのオタクだったりします。ちなみに英語でオタクの意味に近い言葉は、何かに熱中している人という意味で「GEEK ギーク」かな〜と思います。
「NERD ナード」もちょっと近いかもしれませんが、こちらはどっちかと言うと「真面目で分厚いメガネを掛けたガリ勉君で周りに馴染めない人」を思い浮かべてしまいます。目の前にNERDが居る場合は、使うのは避けた方が賢明かも知れません。
カワイイ → カワイイ
これも何故か周りの友達が知ってたりするのでちょっとビックリしました。別に日本にそこまで興味が無くても「Kawaii = かわいい」の意味で知っているので、これもアメリカンオタクが「草の根運動的」に拡散してきたのかもしれません。努力の賜物ですね。
先日、日本食レストランに行った際、そこで働いていたメキシカンのスシシェフが若造で何かすごく初々しくて可愛かったので「かわいい〜」というと普通に「ありがと」の言葉が帰ってきてカナリ驚きました。
カワイイはここアメリカでも流行りつつあります。みんなで「Kawaii かわいい」をユニバーサルな言葉にしていきましょう。
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津波 → Tsunami ツナミ
2011年の東日本大震災ニュースでも世界的に有名になったこの「津波」という言葉。ここアメリカでも「Tsunami = 津波」として同じ意味で使われています。アメリカの語学学校で2011年の震災についてクラス内でディスカッションする機会があったのですが、私がこの「津波」という言葉を英語の「Tidal Wave」と言っても、何故か先生は「あ〜Tsunamiね、」と言い直してました。その位こちらではこの言葉が普通に同じ意味で使われています。
台風 → Typhoon タイフーン
ご存知の方も居るかと思いますが、「台風」は「Typhoon タイフーン」になります。ここアメリカのニュースでも Typhoon と言われています。さて、ここで最後の「豆知識」です。まず「台風」という言葉の由来の諸説を見てみましょう。
以下、wikipedia から引用。
- ギリシャ神話に登場する恐ろしく巨大な怪物テュポン(τυφων,Typhon) に由来する「typhoon」から「颱風」となった。
- アラビア語で、嵐を意味する「tufan」が東洋に伝わり、「颱風」となった。また、英語では「typhoon」(タイフーン)となった。
- 中国広東省で、激しい風のことを台风(Táifēng,タイフン)といい、その後、西洋に伝わり、ギリシャ神話のテュポンの影響でギリシャ式の"typhoon"というつづりで書かれるようになり、東洋に逆輸入され「颱風」となった。
- 英語の「typhoon」は、古くは「touffon」と綴り、中国語の「大風」が由来とする説は不自然とされており、アラビア語起源、ギリシャ語起源の二つの説が有力である。
これを読むと、「台風」の語源がアラビア、もしくはギリシャから来ているのが有力とされているそうなのですが、日本語にしては珍しいのかな?と思いました。英単語の語源がラテン語から来ているのは納得できるのですが、遠く離れたアジアの極東の国まで、読み方がそのままの形で来ているのは珍しいな〜と思ってしまいました。
旦那さんにもちょっとこの事を話してみると、早速ググって調べてくれました。(言葉調べるのが好きな旦那)
このサイト「Online Etymology Dictionary」にも似た様な事が書いてあるって言ってました。(私はそこまで詳しく見ていない・・・)こういう言葉ってよく調べてみると他にも色々あるのかもしれませんねー。
変な日本語英語を探している最中の思わぬ豆知識でした。
明日に活かせるかなぁ・・・この無駄知識。。。
あなた達に言われたくない(笑)
別に「豆知識」では無かったらごめんなさい。次は何かもっと面白い記事を目指します。(気が向いたら。)言葉を探していると思わぬ事実に遭遇しますね。いやいや、世界は広い。
日本は狭いなぁ〜でもそんな日本が大好き。最後まで読んで頂き有り難うございました!