こんにちは。@Techガールです。
私が以前通っていた短大付属のESLがPhoenixにあるのですが、そこは以前住んでいたTempeより留学生が少なく、生徒の殆どは移民や難民が多いクラスでした。
移民といっても、ここでは私の様に結婚して旦那さんの国で暮らす、というよりは、自分の産まれた国の事情で自国を捨て、安全な地へ移り住む事を余儀なくされた方達の事です。
移民や難民の生徒さん達の年齢は本当に様々で、50代位の人もいればまだ、20代位の人も居て、本当に色んな人達が居ました。生徒の殆どが何処かで仕事をしていたのですが、その職場を聞くと、
- 空港の中のレストランの裏方
- チャイナエクスプレス(中国料理のファストフード)
- ダンキンドーナツ
- 車の修理屋
- ウォルマート(従業員さんは英語分からない人結構多いです)
というような、アメリカの高校生がバイト感覚で勤めている様な場所の仕事ばかりでした。
自由が許された安全な土地と、働く場所があるのはとても良い事なんですが、アメリカはそういった移民や難民を受け入れて、そういう人達の安い労働力で安いサービスを提供できている部分も少なからずあるのではないかと、ふと思ったのです。
私も日本食のレストランで何件か働いた経験があるのですが、決まって裏方のキッチンには、メキシカンのおばさんが2人位居て天ぷらやみそ汁、ご飯を作ったりしています。あとネギを切ったり、、、カツレツ揚げたり・・・。
中には労働許可を持ってない、ましてや合法滞在していない人さえ居ます。
でも働かないと暮らせないので、隠れて働ける場所を見付けては必死で働くのです。
私は以前、あるメキシカンのクラスメイトにある質問をした事がありました。
その彼は普通に学生ビザで合法で滞在していましたが、私が出会ったレストランの裏方に居る人達についてどう思うか、彼の意見を聞いてみました。
私:「何故、彼女達は自国に帰って安心して働かないのか?
ここに居ても家族も居ないし、
いつか捕まるかもしれない可能性もあるのに、
どうしてアメリカに残るのか?」
彼:「それは自国(メキシコ)での生活より、
こっちの生活が断然いいからだよ。たとえリスクを負ったとしてもね。
それに稼いだお金を家族に送ってあげる事もできるから、
まだしばらくはここアメリカに居たいんだと思う。」
日本ならば考えられない答えだな、と思いましたが、「これが彼女達の現状なんだ」と、とても驚き、そして複雑な気持ちになりました。
危険を冒してまでアメリカに残る、でもアメリカ企業であるレストランも彼・彼女らの足下を見ているので、そんなに高い給料は払わない。
低賃金で雇えて、雇われている側もそれなりに満足しているなら、確かに「おんぶにだっこ」の関係にはなるよな〜と妙に納得していました。実際、アメリカ社会はこういう風に成り立っているのだと思います。
そしてアメリカは日本より「学歴社会」です。
もしアメリカに住んで、ある程度の仕事をしたいならば、最低限「大学」もしくは「短大」は卒業するべきだと思います。仕事は選ばなければ沢山あるでしょうが、大体が以下の様な仕事で将来が不安定になります。
- 誰でも出来る様な仕事なので将来的にいつクビを切られるか分からない。
- お給料が安い。
- 会社の医療保険がたいして良くない。
- キャリアを積む事が出来ない仕事の場合、転職ごとに給料アップが見込めない。
まさに「The 資本主義の国」、それがアメリカという国です。
住むとよくわかります。
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アメリカでの貧乏暮らし・・・
最初のうちは何もかもが新鮮で楽しく、ハッピーで居られるかもしれませんが、慣れない環境・言語の壁・異なる文化・・・それに加え低学歴だと「安定した仕事に就くのが難しくなる」為、3重苦どころか4重苦にもなりかねません。
※なので今うちは結構大変です…旦那さんはまだ大学通ってます... ><;
そんな国に移民や難民が住んで・・・果たして幸せなのだろうかと、私は思うのです。
※幸せの基準は人それぞれ、民族によっても違うと思います。ここでは私日本人の観点からです。
ゼロから這い上がって、人より何倍も努力する事で、経済的にも豊かになる人達も中にはきっと居ると思います。
そういう人が、これからもっと増えればいいなぁと思ったのでした。読むとアメリカが更に嫌いになりそうで怖い・・・。
如何でしたか?
今日はアメリカで感じた格差社会について思ったことをブログにしてみました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
また次回も宜しくお願いします。